関東の1都6県を医療情勢にフォーカスして徹底比較!

シェアする

関東の特徴

関東地方は東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県で構成されています。

関東には日本の人口が集中しており、人口1位の東京都と人口2位の神奈川県があります。

日本の首都東京都を中心に、関東内へのアクセスが充実しています。

昼間は東京へ出勤し、夜間や休日は東京都周囲へ帰宅するため、昼夜の人口差が生まれています。

名実ともに日本の中心である関東ですが、医療は充実しているとは言えません。

有名な公立、私立の病院は点在していますが、病院数、診療所数は全国平均を大きく下回ります。

この記事では、東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県の人口や高齢化率、人口に対する病院・診療所数、不足する病床機能を比較することで、それぞれの特徴を見ていきます。

関東の将来人口推計比較

関東地方の人口は東京都が1000万人を超えています。

次いで神奈川県、埼玉県、千葉県と続きます。人口が少ないのは栃木県と群馬県です。

この順位は2040年まで変わる事なく推移していきます。

東京都では2035年まで人口流入による人口増加がみられますが、2035年以降は首都東京都でさえ、人口減少に転じてしまいます。

神奈川県は2020年まで増加しますが、それ以降は減少に、その他の県は2019年現在、すでに減少傾向です。




関東の高齢化率推計比較

関東地方の高齢化率は群馬県と茨城県のみ全国平均を上回っています。

その他の県は全国平均を下回っていますが、栃木県は2025年に全国平均をわずかに上回る予想です。

2030年になると、現在の高齢化率の順位が変動してきます。

茨城県の高齢化率が急に進み、関東一位の高齢化率となります。2035年になると、高齢化率30%を下回るのは、東京都のみとなります。

その他全ての県で、30%を上回る高齢化率となる予想です。

関東の病院数(人口10万対)比較

関東の人口に対する病院数は全国と比べ、とても少ないです。

群馬県のみ全国平均並みとなっており、神奈川県は全国平均の半分となっています。

人口が多いので、全国と比べて病院数が少ないわけではありませんが、人口に対して不足しているのが現状です。

東京都では急性期病院が集中しており、回復期病床や慢性期病床はとても不足しています。

東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県の都市部では特に病院数が不足しています。

診療所数は東京都のみ多くなっており、他の県は全国を下回ります。

関東の2025年必要病床比較

関東の病床数は東京都、神奈川県、千葉県が病床が不足します。

埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県は、病床が過剰となります。

東京都は高度急性期病床、急性期病床は合せて13,500床の過剰となりますが、回復期病床が26,000床不足する試算です。

神奈川県と千葉県も同様に高度急性期、急性期が過剰となりますが、回復期病床に加えて慢性期病床も不足してきます。

関東地方のいずれの県も、回復期病床が不足する為、回復期病床に必要な理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の需要は今後も高まりそうですね。




関東のリハビリテーション協会の法人比較

関東の保健医療計画、地域医療構想の医療従事者の育成という項目があります。

その中に理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が含まれている都道府県は、東京都、茨城県、栃木県、群馬県でした。

埼玉県、神奈川県、千葉県は理学療法士、作業療法士、言語聴覚士について記述されておらず、注目の薄さが伺えます。

理学療法士会

公益社団法人 東京都理学療法士会(約8400名所属。2019年現在)

公益社団法人 埼玉県理学療法士会(約5000名所属。2019年現在)

一般社団法人 千葉県理学療法士会(会員数調査中。 2019年現在)

公益社団法人 神奈川県理学療法士会(約6000名所属。2019年現在)

公益社団法人 茨城県理学療法士会(約2200名所属。2019年現在)

一般社団法人 群馬県理学療法士会(会員数調査中。 2019年現在)

一般社団法人 栃木県理学療法士会(約1200名所属。 2019年現在)

関東の都道府県理学療法士協会は、公益社団法人と一般社団法人が半分ずつくらいです。

人口の多い千葉県が一般社団法人なのには少し驚きました。

作業療法士会

一般社団法人 東京都作業療法士会(約3200名所属。2019年現在)

一般社団法人 埼玉県作業療法士会(約1700名所属。2019年現在)

一般社団法人 千葉県作業療法士会(約1700名所属。2019年現在)

一般社団法人 神奈川県作業療法士会(約2500名所属。2019年現在)

茨城県作業療法士会       (約1150名所属。2019年現在)

一般社団法人 群馬県作業療法士会(約900名所属。2019年現在)

一般社団法人 栃木県作業療法士会(約850名所属。2019年現在)

関東の都道府県作業療法士協会は、残念ながら公益社団法人がありません。

茨城県では法人ではなく団体として活動しています。会員数はさすが関東ですね。

県士会の作業療法士会で1000名以上の会員数を誇っています。

それだけに、今後の公益社団法人化を期待したいです。

言語聴覚士会

一般社団法人 東京都言語聴覚士会(約2100名所属。2019年現在)

一般社団法人 埼玉県言語聴覚士会(約750名所属。2019年現在)

一般社団法人 千葉県言語聴覚士会(約700名所属。2019年現在)

神奈川県言語聴覚士会      (約1000名所属。2019年現在)

一般社団法人 茨城県言語聴覚士会(約400名所属。2019年現在)

一般社団法人 群馬県言語聴覚士会(約260名所属。2019年現在)

栃木県言語聴覚士会       (約400名所属。2019年現在)

関東の都道府県言語聴覚士協会は、県によって温度差がみられます。

その中でも東京都、埼玉県、千葉県、茨城県、群馬県は一般社団法人として活動しています。

神奈川県は会員数が1000名近いだけに、法人を取得していないとは驚きです。

東京都は会員数が2000名を越えているので、名実ともに公益社団法人としての活動を期待したいです。

より詳しく知りたい☞公益社団法人と一般社団法人の特徴、税金、メリットを徹底比較!(理学療法士協会、作業療法士協会、言語聴覚士協会)

関東の年収比較

東京都

平均年収:615万円(1位)

より詳しく⇒東京都の保健医療計画と地域医療構想から考える首都・東京都の未来と医療者のニーズ

千葉県

平均年収:486万円(9位)

より詳しく⇒千葉県の保健医療計画と地域医療構想

埼玉県

平均年収:472万円(14位)

より詳しく⇒埼玉県の保健医療計画と地域医療構想

神奈川県

平均年収:531万円(3位)

より詳しく⇒神奈川県の保健医療計画と地域医療構想

茨城県

平均年収:488万円(7位)

より詳しく⇒茨城県の保健医療計画と地域医療構想

群馬県

平均年収:460万円(16位)

より詳しく⇒群馬県の保健医療計画と地域医療構想

栃木県

平均年収:478万円(12位)

より詳しく⇒栃木県の保健医療計画と地域医療構想

関東の医療情勢まとめ

関東の各県を比較しました。

関東は高齢化率が全国平均より低いですが、人口に対する医療体制が十分とは言えません。

超急性期は充実していますが、回復期や慢性期病床が不足しています。

理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の数は多いですが、公益社団として活動している都道府県士会は少ないです。

関東は理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の需要が常にあり、求人も常に出ています。

2030年までは需要があると考えられるので、関東での転職を考えている方は、今が絶好のチャンスだと考えられます。

\関東のリハビリ転職ならPTOTST人材バンク/

関東への転職を考えている方はこちらの記事を読んで下さい。

給料を上げる方法転職のコツを載せています♪

転職サイトランキングと転職のコツを徹底解説!(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)

コメント

  1. […] 関東全体の医療情勢を知りたい方はこちら☞関東の1都6県を医療情勢にフォーカスして徹底比較! […]