大阪府の将来と医療者のニーズ

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大阪府

天下の台所と呼ばれた大阪府は、今なお商人気質を受け継いでいます。

中小企業の街とも呼ばれ、経営者が多いです。北の梅田、南の難波で性格や気質が違います。北は清楚な街で、南はザ・大阪という雰囲気です。県外や海外からの移住者も多く、USJを中心とした観光客も多く訪れます。

公共交通機関が発達しており、大阪市内は徒歩や自転車で移動可能です。私も数年住んでいましたが、大阪以外の出身者が多いので、様々な文化に触れることが出来ます。

大阪府の医療の現状と今後の方針から、医療従事者(医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)の需要について考えていきます。

大阪府の人口は全国3位

(2019年3月1日現在)
総数:8,817,436人
男性:4,234,897人
女性:4,582,539人


65歳以上の高齢者は2040年まで増加していきます。65歳以下の人口は減少し、2035年には総人口800万人を下回る予想です。

大阪府の高齢化率は26.9%

大阪の高齢化率は全国平均を若干下回っており、2035年までには30%を超えると予想されます。




大阪府の地域医療構想の医療圏

大阪府は8つの構想区域に分けられています。大阪市は、さらに4つの構想区域に分けられます。

大阪府の構想区域別、将来人口推移

全国的には75 歳以上の後期高齢者人口は、平成22 年(2010 年)の約1,400 万人から平成37 年(2025 年)には約2,200 万人の約1.5 倍に増加すると推計されています。大阪府は全国で4 番目の増加率(約1.8 倍)となり全国を上回っています。

大阪府の病院数・診療所数は大阪市に集中している

病院数は泉州と大阪市が人口に対して多くなっています。診療所は豊能、堺市、大阪市が人口に対して多くなってます。

大阪府の特定機能病院

(2017年現在)
特定機能病院の承認を受けている病院は全国に85あり、大阪府内に7つあります。
大阪大学医学部付属病院(吹田)
国立研究開発法人 国立循環器病研究センター(吹田市)
大阪医科大学付属病院(高槻市)
関西医科大学付属病院(枚方市)
近畿大学医学部付属病院(大阪狭山市)
大阪市立大学医学部付属病院(大阪市)
大阪府立病院機構 大阪国際がんセンター(大阪市)

病床数は地域差がある


一般病床は大阪市が人口に対して多く、泉州と中河内が人口に対して少ないです。
療養病床は南河内、堺市、泉州で多いです。
大阪市では、精神病床が人口に対して少ない状況です。

大阪府の看護師は人口に対して少ない

医師、看護師、薬剤師は全国より人口に対して充実している。

大阪府のPTは充実、OTは不足、STは全国並み


大阪府では理学療法士が全国と比べて人口に対して多くなってます。しかし、作業療法士と言語聴覚士では少なくなっています。

大阪府は2025年も病床が足りない


大阪府では2025年にかけて16,000病床が不足します。全国的に病床が過剰と試算されている中、大阪府の病床不足はとても珍しいです!それだけ今後の高齢者数の増加に対応が必要ということですね。急性期病床は約8500床の過剰となりますが、回復期病床が大幅に約25,000病床不足します。そのため、医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の需要が今後も高まります。

大阪府のリハビリテーション協会と活動

公益社団法人大阪府理学療法士会(7,610名所属。2019年現在)
一般社団法人大阪府作業療法士会(2300名所属。2019年現在)
一般社団法人大阪府言語聴覚士会(所属数不明。2019年現在)
学術大会の開催
地域への啓発活動
セラピストの派遣 etc…




大阪府の全国ランキングベスト3圏内

在日韓国・朝鮮人数
小中学生長時間ネット・テレビ・ゲーム利用率
全国学力テストの低さ
高齢者の生活保護受給者数
子どもの生活保護受給者数
はくさい消費量
たこ消費量
肺がん死亡率
独居高齢者数
大企業数
高卒求人倍率

人口が東京と神奈川県に次ぐ3位の大阪府。800万人以上が生活しており、外国人も多いです。コンビニのレジは外国人ばかりです。生活保護受給者も多く、上流階級と下位階級の貧富の差が大きくなってます。小中学生の学力の低さも目立ちます。

大阪府民の年収は全国4位

平均年収:528万円
平均年齢:42.3歳
平均勤続年数:12.0年

大阪府の県民性は有名ですね

大阪府民の県民生は説明するまでもないですが、、、
バイタリティー
ユーモア
外交的
せっかち
ケチ(お金にシビア)

大阪府の転職と求人を考える

食い倒れの街と呼ばれる大阪府では、高齢者が2040年にかけて増加していきます。今後は回復期病床を中心に病床数も不足してきます。また、在宅医療の需要もまだまだです。そのため、医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などの医療従事者の求人は2030年ころまで増えていきます。転職をするなら今が絶好の機会となっています。

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