市民病院(公務員)への転職体験
20代後半男性の言語聴覚士さんに市民病院の仕事内容、転職体験についてお話を伺いました。
市民病院の職員は公務員です。
給与の上がらないリハビリの仕事の中で、着実に昇給していく公務員はとても羨ましいです。
この記事を読めば、今後、市民病院や公立病院へ転職を考えている方のお役に立てると思います。
転職のきっかけは充実した福利厚生
療養病院から地元にある市民病院へ転職しました。
結婚し子どもが生まれた事で将来設計について考えました。
妻もパート勤務のため、現在の収入では将来も不安でした。
昇給や福利厚生が充実した、将来設計を立てやすい職場を探していました。
子育てをしつつ、転職先の情報を確認する時間が取れなかったので、とりあえず転職情報サイトへ登録した所、STの新規開設スタッフ募集がみつかり、転職する事ができました。
私の転職した市民病院の特徴
転職先の市民病院は、急性期病棟、一般病棟を有する外科、内科を中心とした病院です。
医師会病院のような開放型病院の機能を持ち、在院日数が60日を超える人もいる、地域の病院という感じです。
市長が経営者だと思いますが、病院の事は院長に一任されています。
病棟稼働率は7割程度で、物品請求は基本採用される事が多く、民間の病院と比べると、高額物品の購入もとおっている印象でした。
就職試験は面接と小論文のみ
面接は院長、事務長、看護部長、副看護部長で、新規開設についての考え方や志望動機、履歴書の内容について問われました。
療養病院へ移動(医療法人グループ内の移動)した際も、STの新規開設を行っていたので、その経験などをお話しました。
小論文のテーマは「STの理想像について」自由に記載して下さいというものでした。
仕事内容は言語聴覚士の新規開設
内定通知を受けてすぐに、新規開設に必要な物品や個室の確保など、施設基準を満たすための準備を病院と行いました。
単位を取り出したのは就職して1カ月後です。
リハの目標取得単位は一人18単位と、前の病院に比べるととても緩く感じています。
主な業務内容は摂食嚥下と個別リハです。
新規開設当初は様々な苦労がありました。
病棟への摂食指導では、今までのやり方を変えられる事に抵抗がある病棟スタッフの理解が得られず悩みました。
何度も主治医や看護部長へ直接交渉し、半年後にようやく摂食嚥下、口腔ケアなどの重要性が伝わってきました。
新規事業を行うには、とても時間がかかります。
例えば、VF検査を導入した際に、各部署長の許可を個別にもらう必要があり、その後委員会にかけられて承諾されました。
以前の私立病院であればトップダウンで決まる事が多かったので、形式に捉われるお役所仕事のような事務作業が多いと感じました。
雇用条件は公務員に準ずる
勤務時間は8:30-17:15。
日曜日が休みで、土日、祝日は交代で出勤します。
残業する事はほとんどなく、定時で帰宅します。
転職時に給料交渉はなく、経験年数に応じた等級が基本給となりました。
福利厚生も充実しており、住宅手当、通勤手当、扶養手当、残業手当がつきます。
人事考課はなく、経験年数により昇給します。
初年度は8000円の昇給でした。
外部の研修会費、滞在費は全て病院が負担し、上限もないです。
例えば、平日も含めて1週間の手技の研修会があった場合、月~金は出張扱いで受講する事が可能です。
社会保険は共済組合保険。
退職金も共済組合の長期給付により、民間に比べて多く貰えるようです。
共済組合のメリットについてはこちらの記事を参考にしてください♪
刑法は公務員の規定が適用され、飲酒運転などの犯罪を犯すと、多分一発でクビです。
市民病院への就職を考えている人へ
公務員ということで、住宅ローンなどの融資が通りやすく、融資額も多いです。
住宅ローン取得時にかかる保障料も免除や減額になるケースもあると聞きました。
家族の時間や自分の時間、趣味を優先したい人には転職をお勧めしたいです。
しかし、向上心の高い人はお勧めしません。
ただ長く在籍するだけで昇給するという環境のせいか、スタッフの意識やモチベーションは民間病院より低いです。
まとめ
- 福利厚生が充実しており、昇給も高い
- 残業も少なく、子育て世代に良い環境
- 求人が少なく、転職にはタイミングが必要
転職を考えている方へ
地域に一つしかない市民病院の中で、条件に合った転職先を見つけるのは大変です。
自分で求人を探し、病院や施設へ電話しなければいけません。
給料交渉は度胸と駆け引きが必要です。
それらを全てお任せ(代行)できるのが、転職サイトです。
転職のプロである転職エージェントを活用して下さいね!
↓ ↓ おススメの転職サイト ↓ ↓
☆ メドフィット ☆
\\ スピード転職ならここ! //
☆ 介護JJ ☆
\\ 女性限定!お祝金20万円あり【PTOTST対象】 //
☆ メディカルコンシェルシュ ☆
\\ 手厚いサポート //
☆ PTOT人材バンク ☆
\\ 都市部ならここ! //
コメント
[…] 市民病院への転職体験 […]