社会保険の特徴と独自ランキング

シェアする



社会保険の特徴と独自ランキング

自身の所属する会社が、どの社会保険に加入しているか、ご存じですか?

社会保険って言われると、少し難しい感じがするので、あまり気にかけて調べる人は少ないのではないでしょうか。

医療者が加入している社会保険ってなに??

公的な医療制度の種類

  • 協会けんぽ(全国健康保険協会):中小規模の病院や法人が加入

  • 組合健保(健康保険組合):700名以上の職員を有する大病院や会社が独自で設立

  • 〇〇共済組合(市町村職員共済組合など):公務員やそれに準ずる待遇の病院、専門学校や大学校(私学共済)

所属する職場の人数や団体によって、加入できる社会保険は異なります。

社会保険の種類によって、保障内容と(給料から天引きされている)社会保険の保険料率も異なります

転職して基本給を増やすことも大事ですが、社会保険料を減らすことで、手取りを多く貰えます。

転職の際には必ず転職先の加入している社会保険について調べるようにしてください。

ケガや病気をした時の保障や出産の時に支給される金額など、人生における一大イベントに貰えるお金。

知っておいて損はないと思います。

それらを簡単にまとめましたので、参考にされてください。

*この記事では自営業や定年後の方が加入される国民健康保険は割愛してます。

この記事の最後に、社会保険の種類毎の記事もまとめていますので、詳しく知りたい方はそちらを読んでください。




保険料の負担や保障内容別ランキング(独自)

位 組合健保

位 共済組合

位 私学共済

位 協会けんぽ

1位理由

  • 組合健保は保険料も安く、負担も少ない
  • そもそも組合健保を自社で設立するだけの資金があるという安心感
  • 基本的な保障に加えて、様々な福利厚生がある

2位理由

  • 福利厚生については申し分ない
  • 共済組合は、国家公務員共済組合だと、さらに保険率がとても安くなる

3位理由

  • 私学共済は保険料が安い
  • 独自の保障もついている
  • 組合が解散する可能性が低いため安心

4位理由

  • 上位3つに比べると見劣りするが、最低限の保障はしてくれる。
  • 国民健康保険だと全額個人負担だが、協会けんぽは会社が折半してくれる。

社会保険の保障内容

療養の給付

かかった医療費の一部(3割)を自己負担するだけで、病院での医療(診察、手術、検査など)を受けられる保障。

現在は3割の負担(70歳未満)で公的医療が受けられる。

高額療養費

医療費が高額になる場合に、自己負担したお金が一定額を超えると払い戻しを受けられる制度。負担額は所得に応じて変動される。

例)年収500万円の場合、ひと月の自己負担限度額は

80,100円+(医療費-267,000円)×1%

医療費50万円の請求だったとして、

80,100円+(500,000円-267,000円)×1%=82,430円

82,430円が限度額となり、15万円支払うと(3割負担)、

150,000円-82,430円=67,570円

67,570円が払い戻される

傷病手当金

病気やケガをして仕事を休んで、勤務先から給料がもらえなかったり、減額されたりした場合の保障。

出産手当金

女性が妊娠・出産のために仕事を休む際に、給料が貰えなくなった際の保障。

支給される期間は、出産日予定日前の42日間、出産後の56日間。

出産育児一時金

健康保険の加入者とその家族が出産した場合に現金給付を受けられる制度。

金額は子ども一人あたり42万円程度が支給される。

災害給付資金交付事業

構成組合の災害給付(水震火災により組合員の住宅又は家財に損害を受けたときの給付)の公平、かつ、円滑な運営を図るため、市町村連合会に災害給付積立金を設け、組合の災害給付に要する資金を積み立て、災害給付が行われる都度、その所要資金の交付を行っている。

保健給付事業

腹部超音波検査やマンモにかかる費用の補助など。

宿泊施設の経営

組合員等の宿泊、会議の用に資するための施設の経営など




保険料が低い(お得)のはどれか?

給料から天引きされている社会保険料。

会社員であるならば、社会保険料は会社と被保険者(あなた)で負担しています。

重要なのは、社会保険料率と負担割合です。

協会けんぽ・組合健保・組合健保:平成30年。共済組合:平成25年を参考

協会けんぽの保険料率は、都道府県で差があります。

組合健保は、会社の経営状況により、保険料率と負担割合が変わります。

市町村職員共済組合は、市町村により保険料率と負担割合が変わります。

私学共済は、一律のようです。

社会保険ランキングまとめ

  • 社会保険は努めている会社の法人や団体により異なる
  • 社会保険により、手取り額や福利厚生に違いがある
  • 転職の際には、社会保険の見極めが大事

より詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。

  1. 組合健保(組合管掌健康保険)の特徴とメリット
  2. 共済組合の特徴とメリット
  3. 私学共済の特徴とメリット
  4. 医療従事者のための協会けんぽの特徴とメリット

こちらのランキングもどうぞ!

この記事を読まれている方は、今の職場へ不...

コメント

  1. […] 社会保険の種類・特徴と独自ランキングを参考にしてください♪ […]

  2. […] 知らなきゃ損!社会保険の特徴と独自ランキングを参考にしてください♪ […]

  3. […] あなたにおススメ!知らなきゃ損⁉☞社会保険の特徴と独自ランキング […]