私の記事を読んでいる方は、転職を希望されていると思います。
転職したい理由は人それぞれです。
生活環境によっても違います。また、年齢でも異なるのではないのでしょうか。
私が独自に転職したPT/OT/STの転職理由をまとめましたので、参考にしてください。
転職者の転職理由
多職種も含めた転職理由別割合(厚生労働省調べ)
男性(%) |
女性(%) |
|||
年齢 |
25-29 |
30-34 | 25-29 |
30-34 |
仕事の内容に興味を持てなかった |
7.9 |
8.5 | 6 |
3.8 |
能力・個性・資格を生かせなかった |
6.5 |
3.3 | 4.7 |
9 |
職場の人間関係が好ましくなかった |
5.1 |
11.1 | 9 |
14.4 |
会社の将来が不安だ |
7.5 |
15.7 | 9.4 |
4 |
給料等収入が少ない |
19.3 |
18.2 | 12.2 |
11.9 |
労働時間、休日等の労働条件が悪かった |
16.5 |
8.7 | 13.7 |
11.6 |
結 婚 |
1.1 |
1.6 | 7.7 |
3.3 |
出 産 ・ 育 児 |
0.2 | 0.1 | 1.6 |
4.5 |
介 護 ・看 護 |
0.3 |
1.4 | 0.5 |
0.4 |
定年・契約期間の満了 |
6.6 |
6.1 | 6.3 |
12.2 |
会 社 都 合 |
3 |
2.1 | 4.5 |
5.4 |
その他 |
24.6 |
21.4 | 23 |
18.5 |
平成 28 年雇用動向調査結果の概況より引用
有効回答数:(上半期)9,947 事業所 (下半期)9,444 事業所
平均有効回答率:65.9%
入職者調査:集計入職者数 66,326 人
離職者調査:集計離職者数 74,789 人
=考察=
男性は給料、収入面の理由が多くなっています。
20代は友人との交友が盛んなのでお金を使う機会も多いです。
30代になると、マイホームや教育資金、保険への出費が多くなり、給料に満足できなくなってきます。
女性は30代になると人間関係が極端に悪くなっているように思えます。
子育てに忙しい時期なので、休日出勤が負担になるようです。
医療職の転職理由
PT/OT/STにおける転職理由をまとめました。(独自調査、順不同)
人間関係
- 上司・先輩が尊敬できない
- 若いスタッフが増え、会話もかみ合わず居づらくなってきた
- 結婚するスタッフが増え、独身の肩身が狭くなってきた
- 多職種の医療スタッフと上手くコミュニケーションが取れない
- 院長との関係悪化(クリニック)
- 仕事の価値観があわない
- 職場恋愛のもつれで居づらくなった
- 同期が転職し、孤独感を感じた
仕事内容
- 仕事に対するモチベーションが保てなくなった
- 単位だけに固執する職場だった
- 努力を評価する制度がない
- 名ばかりの管理者に任命され、ストレスになっていた
- 理不尽な降格
- 法人合併のいざこざに嫌気がさして
給料・条件
- 昇給が少ない
- 40代になって、多病院の同期と比べて給料が開いてきた
- 福利厚生が充実していない
- 会社の将来が不安になった(小規模施設、小規模デイ)
- 他法人に吸収され、条件が悪くなった
- 定年退職
- サービス残業が多い、残業を申請しにくい
- 移動(法人間)の話が決まりそうになった
プライベート
- 両親の介護
- 結婚、出産
- 子育てに専念したい
- 保育園の送迎に間に合う職場に転職したい
- 引っ越しをして、職場から遠くなった
- 他施設から勧誘された
向上心
- 超急性期病院で勉強したい
- 様々な疾患を経験したい
- 独立開業したい
- 大学院へ進学したい(県外)
- 海外青年協力隊への参加
- 一般企業への転職
まとめ
男性は給料面、環境面に対する不満が転職理由として多いようです。
女性は子育て、人間関係です。
いかがだったでしょうか。
条件や環境を変えることを、ネガティブに考えてしまいがちです。
転職に対する不安もあるでしょう。
しかし、我慢することが美徳ではありません。
医療職はストレスが多いので、うつ病になる人も少なくないです。
人生は一度きりなので、思い切った決断も大切だと思います。
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