新潟県
新潟県といえば、雪と日本酒が有名です。雪解け水で作られる日本酒はスッキリして甘く、日本中で愛されています。
日本海に面しており、春と秋は気象の変化が大きいです。冬は降雪量がとても多いです。
明治時代は江戸の日本海側の玄関口として栄え、日本で一番人口が多い県でした。
現在は高齢化と人口減少が進み、全国でも高い高齢県となりました。全国5番目に広い新潟県では、医療問題が深刻化しています。
人口の推移や高齢化、医療充実度と県の今後の方針から、医療従事者の需要を考えていきます。
人口と高齢化
人口(2019年2月現在)
総数:2,238,956人
男性:1,085,385人
女性:1,153,571人
新潟県の人口推移(万人)
高齢化率%(2018年1月)
人口の推移と高齢化率の高さから、今後医療需要が高まります。
医療の現状
新潟県地域医療構想では、構想区域を二次医療圏と同一としています。
医療従事者数(人口10万対)
人口に対する構想区域の病床数
将来の病床推計
構想区域別の特徴と課題
下越構想区域
- 医師不足
- 病院は、新発田市中心部及び村上市中心部に集中
- 救命救急センターは新潟県立新発田病院が担っている
新潟構想区域
- 医療資源が充実しており、県内病院の約4割が集中
- 急性期医療の新潟大学医歯学総合病院、県立がんセンター新潟病院、新潟市民病院などがある
- 回復期及び慢性期病床を有する病院も各地域に立地
県央構想区域
- 常勤医師の不足、看護職員の不足
- 医師が高齢化
中越構想区域
- 長岡地域では、長岡赤十字病院、長岡中央綜合病院及び立川綜合病院による二次救急及び高度急性期・急性期医療体制
- 柏崎地域では、柏崎総合医療センターが高度急性期・急性期医療を担う
- 高度急性期・急性期から包括ケアまでの連携体制が既に構築されている
魚沼構想区域
- 医師の高齢化
- 地域医療・介護を支えることが困難になります。
- 病院・診療所・施設・訪問看護ステーションとも看護師不足
上越構想区域
- 県立中央病院が高度・専門的医療の中心
- 新潟労災病院、上越総合病院、糸魚川総合病院などの公的病院等を中心に、二次医療圏を担う
佐渡構想区域
- 佐渡総合病院が島内の中核病院
- それぞれの医療機関が地域住民に欠かせない存在
- 離島という地理的な制約によって、医療資源は不足
- 高度・救急医療について市内での対応が難しいケースは、新潟地域の病院に転院・搬送せざるを得ない状況
今後の方針
新潟県では2025年にかけて4325床の回復期病棟が不足してきます。
急性期病床、慢性期病床は余剰となるため。回復期病床への転換が行われます。
医療従事者の人材不足が深刻となっているため、大学病院と連携がより強くなるでしょう。
在宅医療の充実も図っていきます。
新潟県民の年収
<平成25年データ>
平均年収:397万円
平均年齢:42.5歳
平均勤続年数:13.0年
※統計元:厚生労働省「平成25年賃金構造基本統計調査」
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士会
公益社団法人理学療法士協会(1,481名在籍:平成30年3月現在)
- 高次脳機能障害フォーラム
- 発達障害フォーラム
- 訪問リハビリ通信発行 etc
公益社団法人作業療法士協会
- 広報・啓発活動 etc
一般社団法人言語聴覚士会(約300名在籍)
- 会員教育 etc
全国ランキングベスト3
- 根葉消費量
- グレープフルーツ消費量
- もち消費量
- さといも消費量
- 生鮮野菜消費量
- スイカ消費量
- なし消費量
- 日本酒消費量
- 天ぷら・フライ消費量
- 食道がん死亡率
- 高校進学率
- 小学生自宅学習率
- 社会福祉士数
野菜や果物を多く消費する一方で、日本酒や天ぷらの消費も多いです。食道がんの死亡率が全国的に高くなっています。
県民性
- 辛抱強い
- 健気
- 人柄がよい
- 安定志向
- 消極的
- 一途
まとめ
新潟県は全国5位の面積を誇る県です。
東京に近いため、若手の流出が多く、人口の減少と高齢化が進んでいます。
そのため、医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が不足しており、今後も需要が高まります。
2030年に高齢者人口のピークを迎えるため、転職するなら今がチャンスです。
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コメント
[…] 法士 39.9 / 58.5 作業療法士 29.5 / 34.6 言語聴覚士 12.1 / 11.9 保健医療計画に人口10万対でしっかりと記載されていました。 新潟県まとめ⇒新潟県の保健医療計画と地域医療構想 […]