宮城県の将来と医療者のニーズ

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宮城県

宮城県は35市町村で構成

総面積7、282.2km2

総人口は2、333、899人。(平成27年国勢調査人口)

位置・地勢

宮城県HPより引用

宮城県は、岩手県、秋田県、山形県、福島県の4県に隣接し、東は太平洋を臨み、西部に奥羽山脈、北東部に北上山地、南部には阿武隈高地が連なっています。

これらの山々の周縁から平野部にかけては「里山」と呼ばれる丘陵地帯が広く分布し、北上川、鳴瀬川、名取川、阿武隈川などによって形成された沖積平野につながっています。

太平洋に面する海岸部は、牡鹿半島を境にして北はリアス式海岸、南は砂浜海岸となっています。

気候は、太平洋気候帯に属しており、東北地方の中では冬も温暖で積雪量も比較的少ない地域です。

県庁所在地であり政令指定都市である仙台市には、県全体の45%を超える人口が集中しており、本県のみならず東北地方の中心都市として、政治・経済・学術・文化の諸機能が集積しています。

人口と医療の現状

人口構成 「平成27年国勢調査」(総務省統計局)

人口(人) 構成割合(%) 面積(㎢)

人口密度

(人/㎢)

宮城県 2,333,899 100 7282.2 320.5
仙南 177,192 7.6 1551.4 114.2
仙台 1,528,508 65.5 1648.8 927
大崎・栗原 275,831 11.8 2328.8 118.4
石巻・登米・気仙沼 352,368 15.1 1753.3 201

宮城県の人口は、減少傾向です。仙台医療圏の人口が宮城県の65%以上を占め、人口集中化が進んでいます。

65歳以上(老年)人口割合

「平成27年国勢調査」(総務省統計局)

65歳以上の割合
宮城県 26.6%
仙南 30.3%
仙台 23.0%
大崎・栗原 30.7%
石巻・登米・気仙沼 31.1%

死亡原因

① 死因順位上位3位

第1位:悪性新生物

第2位:心疾患

第3位;脳血管

全国と比べ、脳血管疾患の死亡率が高く、全死因の約1割を占めています。

理学療法士・作業療法士及び言語聴覚士の従事者数

医療従事者数は、仙台医療圏に集中している傾向があり、地域間で医療従事者の偏在が見られる状況です。

区分 全国 宮城県  仙南  仙台  大崎

栗原

石巻・
登米・
気仙沼
理学療法士(PT) 74,235.6 959.7 48 643.9 80.3 187.5
  人口10万対 58.5 41.2 27.3 42 29.4 53.7
作業療法士(OT) 43,884.1 625.1 39.8 424.4 50.9 110
  人口10万対 34.6 26.8 22.7 27.7 18.6 31.5
言語聴覚士 15,123.2 219 18 157.4 15 28.6
  人口10万対 11.9 9.4 10.3 10.3 5.5 8.2

(平成28年10月1日現在)

施設種類別の施設数

施設数 75歳以上1千人あたり施設数
宮城県 宮城県 全国平均
介護施設数(合計) 3,594 11.97 13.22
訪問型介護施設数 750 2.5 3.14
通所型介護施設数 977 3.25 3.44
入所型介護施設数 617 2.05 2.09
特定施設数 55 0.18 0.3
居宅介護支援事業所数 645 2.15 2.48
福祉用具事業所数 249 0.83 0.85

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士協会

地域貢献のための活動を行っています。

理学療法士協会は、地域活動への派遣を積極的に行っています。

また、研修会なども盛んです。

宮城県のみならず、東北中から研修会に集まります。

作業療法士協会では、OTフェスタとして県民の方々にOTの事をしってもらうための活動を行ってます。

また、認知症の方や家族、医療・福祉関係者、今まで認知症の方と接点がなかった地域住民の方々が、一緒になって日本全国各地域のゴールを目指してタスキを繋いでいくプロジェクト(RUN供)に参加したりしています。

言語聴覚士協会は、難聴の方のコミュニケーション教室や嚥下に対する啓発活動などを積極的に行っています。

仙南医療圏

面積:1,551.4k ㎡

人口密度:114.2(人/km2)

県内の医療圏の中で最小となっています。

人口:約17万7千人(平成27年国勢調査)

県内の医療圏の中で最も小規模です。

高齢化率:30.3%

位置・地勢

仙南医療圏は、県の南部に位置し、南は福島県、西は山形県に隣接してます。

白石市、角田市、蔵王町、七ヶ宿町、大河原町、村田町、柴田町、川崎町、丸森町の2市7町で構成されています。

年少人口の割合は11.6%と県平均(12.5%)に比べて低いです。

  • 医療提供体制

病院は13病院あり、一般病床が200床以上の病院はみやぎ県南中核病院と公立刈田綜合病院の2病院です。人口当たりの一般診療所及び歯科診療所の数は、いずれも県平均を下回っています。

圏域内住民の医療圏別入院動向

仙南医療圏 68.0 %
仙台医療圏 32.0 %
その他 0%

「平成28年度宮城県患者調査」(県保健福祉部)

入院患者の受療動向を見ると、住民の32%が圏域外の医療機関に入院(流出)しており、特に隣接する仙台医療圏への入院がほとんどを占めています。

仙南医療圏の医療従事者数(人口10万対)

医師 看護師 リハビリ
仙南 147.4 575.2 60.3
232.3 821.4 77.4

(平成28年現在)医療従事者は、人口当たりの医師、歯科医師、薬剤師、看護師、リハビリテーション専門職の数は増加しているものの、いずれも県平均を下回っており、特に看護師数は県内で最も少ない数値となっています。

仙台医療圏

面積:1,648.8k㎡、

人口密度:927.0人/k㎡

人口密度は県内医療圏で最大です。

圏域内の人口:約152万9千人(平成27年国勢調査)

医療圏としては県内最大規模であり、増加傾向が見られます。

高齢化率:23.0%

県平均(25.7%)に比して低く、他の圏域と比較して年少人口及び生産年齢人口の割合も高い圏域です。

位置・地勢

仙台医療圏は、県の中央に位置し、西は山形県に隣接しています。政令指定都市である仙台市を擁し、塩竈市、名取市、多賀城市、岩沼市、富谷市、亘理町、山元町、松島町、七ヶ浜町、利府町、大和町、大郷町、大衡村の6市7町1村で構成されます。

医療提供体制

病院は78あり、一般病床が200床以上の病院は19病院あります。人口当たりの病院数は、県平均を下回っています。一般診療所及び歯科診療所は、いずれも県平均を上回っています。

圏域内住民の医療圏別入院動向

仙南 0.6%
仙台 98.7%
大崎・栗原 0.5%
石巻・登米・気仙沼 0.2%

「平成28年度宮城県患者調査」(県保健福祉部)

入院患者の受療動向を見ると、住民のほとんど全てが圏域内の医療機関に入院しています。

医療従事者数(人工10万対)

医師 看護師 リハビリ
仙台 275 887.9 80
232.3 821.4 77.4

(平成28年現在)人口当たりの医師、歯科医師、薬剤師、看護師、リハビリテーション専門職数全てで県平均を上回っています。

その他の圏域の特性

仙台医療圏は、東北で唯一の政令指定都市である仙台市を抱え、圏域内の人口は県総人口の約65%を占めています。

県内の病床500床以上の6病院のうち5病院が仙台市にあります。

仙台医療圏は、県全体の地域医療における中核的な役割を担っています。

また、各科において高度な診療機能を担う医療機関も多く、交通アクセスの利便性も良いです。

圏域内の市町村の数、医療機関及び医療関係団体、医療担当行政機関等の数が多いことから、各47団体間において、医療提供体制の構築における相互連携が重要です。

大崎・栗原医療圏

面積:2,328.8k㎡と県内の医療圏で最も広大です。

圏域内の人口は約27万6千人(平成27年国勢調査)

人口密度は118.4人/k㎡となっています。

高齢化率は高い(30.7%

位置・地勢

大崎・栗原医療圏は、県の北西部に位置し、西を山形県、北は岩手県及び秋田県と隣接しています。栗原市、大崎市、色麻町、加美町、涌谷町、美里町の2市4町で構成されています。県内で最も面積が広い栗原市と、2番目に広い大崎市を擁しています。

年少人口の割合は11.9%と県平均(12.5%)に比して低く、その一方でなど、少子高齢化が進んでいる圏域です。

疾病状況、患者動向等

三大死亡原因である悪性新生物、心疾患、脳血管疾患の年齢調整死亡率については、全ての疾病で男女とも県平均を上回ってます。

医療提供体制

病院は26病院あり、一般病床数200床以上の病院は大崎市民病院と栗原市立栗原中央病院のみとなっています。

大崎市民病院は県北の拠点病院として、地域医療支援病院、救命救急センター及び第二種感染症指定医療機関等の役割を担っています。人口当たりの病院数は県平均を上回っていますが、一般診療所、歯科診療所は下回っています。

圏域内住民の医療圏別入院動向

仙南 0.0%
仙台 19.2%
大崎・栗原 78.2%
石巻・登米・気仙沼 2.5%

「平成28年度宮城県患者調査」(県保健福祉部)

入院患者の動向をみると、8割近くの住民が圏域内の医療機関に入院しており、概ね圏域内で充足している一方、2割弱の住民が南隣の仙台医療圏に流出しています。

医療従事者数(人口10万対)

医師 看護師 リハビリ
大崎・栗原 160.3 701.6 53.5
232.3 821.4 77.4

(平成28年現在)人口当たりの医師、歯科医師、薬剤師、看護師、リハビリテーション専門職がすべて県平均を下回ってます。

特にリハビリテーション専門職は、県内の医療圏の中で最も少なくなっています。

大崎・栗原医療圏は面積が広大であり、また、隣接する石巻・登米・気仙沼医療圏から一定程度、患者の流入があることから、引き続き医療機関間の機能分担や、周辺圏域との連携強化を図ることが必要と言われています。

石巻・登米・気仙沼医療圏

面積:1753.3k㎡、

人口密度:201.0人/k㎡

人口:約35万2千人(平成27年国勢調査)

高齢化率:31.1%と最も高い

日本大震災前(平成22年国勢調査)と比較すると、9.3%(36,299人)減少しており、他の圏域と比較しても特に減少が顕著となっています。

位置・地勢

石巻・登米・気仙沼医療圏は、北東部の沿岸に位置し、石巻市、気仙沼市、登米市、東松島市、女川町及び南三陸町の4市2町で構成されます。

年少人口の割合は11.5%、生産年齢人口の割合は57.4%と、県内の医療圏の中で最も低くいです。

最も少子高齢化が進んでいる医療圏です。

医療提供体制の状況等

病院は22あり、一般病床数200床以上の病院は石巻赤十字病院、国立療養所東北新生園、登米市立登米市民病院、気仙沼市立病院の4病院あります。

人口当たりの一般診療所及び歯科診療所の数は県平均を下回っています。

圏域内住民の医療圏別入院動向

仙南 0.0%
仙台 17.6%
大崎・栗原 8.1%
石巻・登米・気仙沼 74.3%

「平成28年度宮城県患者調査」(県保健福祉部)

入院患者の受療動向を見ると、住民の25.7%が圏域外の医療機関に入院しており、仙台医療圏への流出が17.6%、次いで大崎・栗原医療圏への流出が8.1%となっています。

医療従事者数(人口10万対)

医師 看護師 リハビリ
石巻・
登米・
気仙沼
148.4 748.6 93.4
232.3 821.4 77.4

(平成28年現在)人口当たりの医師数、歯科医師数及び薬剤師数、看護師数が県平均より少なく、リハビリテーション専門職数のみが県平均よりも多くなっています。

へき地医療について、大島及び牡鹿諸島には5つの有人離島があり、全てにへき地診療所がありましたが、東日本大震災で被災した江島診療所及び出島診療所は廃止され、女川町地域医療センターが巡回診療を行っています。平成30年度に大島架橋が整備され、平成34年度に出島架橋が整備される予定です。

宮城県民の年収

<平成25年 宮城県 基本データ>

平均年収:429万円

平均年齢:42.9歳

平均勤続年数:12.5年

※統計元:厚生労働省「平成25年賃金構造基本統計調査」

宮城県の全国ランキングベスト3圏内

  • 女性高卒就職率
  • 転職率
  • スポーツ観戦人口
  • 15歳以上の買い物時間
  • サケ、サンマ漁獲量

転職率や女性高卒の就職率から、仕事の多さがうかがえます。

東北は野球チーム、サッカーチーム、バスケットチームなど、プロスポーツが盛んです。

県民性

内陸中部は都会的で、県外出身者も多いです。

そのため、方言も強くありません。

  • 辛抱強い
  • 真面目
  • 粘り強い
  • 独占欲が強い
  • 慎重派が多い

男性

内陸北部:保守的、真面目、やや頑固

内陸南部:職人気質、駆け引き上手、積極的

沿岸部:気さく、フットワーク軽め

女性

内陸北部:真面目、しっかり者、慎重派

内陸南部:積極的、自由奔放

沿岸部:調子者、人見知りしない

まとめ

宮城県は仙台市があり、東北の中心です。東北出身者は仙台に集まります。東京へも新幹線でアクセス可能です。積雪により生活が遮断されることも少なく、住みやすい街です。東北の物、金、人は仙台市に集中しているため、仙台市に行けば東北の物は大抵手に入ります。また、繁華街インフラはとても整備されていますが、徒歩でも十分移動できる範囲に何でも揃っています。何より、東北のお酒、食事は美味しいです。

リハビリテーション専門職は不足しています。そのため、転職するなら今が絶好の機会です。

宮城県の病院・施設への転職を考えている方は、まずこちらの記事を読んでください。

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コメント

  1. […] 法士 41.2 / 58.5 作業療法士 26.8 / 34.6 言語聴覚士 9.4 / 11.9 保健医療計画に人口10万対でしっかりと記載されていました。 宮城県まとめ⇒宮城県の保健医療計画と地域医療構想 […]