高知県
高知県と言えば、坂本龍馬とカツオを思い浮かべます。福山雅治主演のドラマ(龍馬伝)以降、さらに高知県が有名となりました。カツオは私も高知に行った際に食べましたが、身が引き締まって大ぶりで美味しかったです。
高知県は病院王国とも呼ばれています。人口は下から数番目ですが、病院数は一位です。
よさこい祭り発祥の地とされる高知県の医療の現状は?
高知県の作成した保健医療計画と地域医療構想から、今後の医療従事者の需要について考えていきます。
高知県の人口は減少傾向
(2019.4.1)
総数:700,059人
男性:329,929人
女性:370,130人
高知県の人口は約700万人ですが、2020年には600万人台となる見込みです。高齢者は2020年以降減少に転じます。
高知県の高齢化率は35%
高知県の高齢化率は深刻です。右肩上がりに増加し続け、2040年を迎える前に40%を上回る予想となっています。
高知県の二次医療圏と地域医療構想区域
高知県は、4つの医療圏と構想区域に分けられます。県庁所在地の高知市は中央にあり、中央の人口の8割は高知市に集中しています。
高知県の病院・診療所数
病院王国と呼ばれる高知県。人口に対する病院数は、全国平均の3倍です。一方、診療所数は全国平均並みとなっています。
高知県の病床数
高知県の病床数も病院数に比例して多いですが、高幡のみ全国平均を下回っています。
高知県の医療従事者数
医師・看護師
高知県の医師数は人口に対して全国平均を上回っています。特に、内科医が多いとされています。看護師数もやはり多いです。
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士
高知県の理学療法士、作業療法士、言語聴覚士は人口に対して全国平均より約3倍多いです。業界内でも高知県の理学療法士数は多いと聞いていましたが、ここまで多いとは驚きです。高知県には回復期リハビリテーション病棟第一号と言われる近森リハビリテーション病院があります。
高知県の今後の医療方針
高知県の病床は2025年にかけて約3700床が過剰となる予想です。急性期病棟は約2000床が過剰となるため、今後回復期病棟への転換が図られます。また、慢性期は約2600床が過剰となるため、在宅医療へシフトしていく施策です。在宅医療推計は調査中のため未定ですが、療養病床から流れてくる患者数を考えると、今後も需要は高まりそうです。
高知県リハビリテーション協会と活動
公益社団法人 高知県理学療法士協会(会員1600名以上。2019.2.1)
一般社団法人 高知県作業療法士協会(会員数、調査中)
高知県言語聴覚士会(会員数:約260名。2019.2.1)
高知県の全国ランキングベスト3圏内
・病院数
・介護療養型医療施設病床数
・理学療法士、作業療法士、言語聴覚士数
・内科医数
・貧困率、生活保護受給者数
・65歳高齢者数
・父子・母子家庭率
・年間降水量
・地方公務員数
・飲酒費用
・かつお節、削り節消費量
・冷凍食品消費量
高知県のランキングを見てみると、病院と医療従事者の多さ、地方公務員数の多さ、生活保護受給者の多さです。高齢者も多いため、病院も相対的に多いのでしょうか。貧困率の多さは、産業の少ない現状だと考えられます。そのため、高知県で一番人気の職業は公務員となっています。
高知県民の年収
平均年収:394万円
平均年齢:43.3歳
平均勤続年数:11.6年
高知県の県民性
・頑固で豪快
・人懐っこい
・強情
・プライドが高い
・世話好き
・気が短い
高知県の医療需要と転職・求人まとめ
高知県は病院王国といわれており、医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士も多いです。しかし、人口減少が進んでおり、病棟も過剰となってきます。今後は回復期病棟が不足する事から、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の需要は一定程度ありそうです。しかし、2020年以降、高齢者が減少に転じる為、転職するには今が絶好の機会と考えられます。
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