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障害者支援施設
今回、30代女性の作業療法士の方から、障害者支援施設のお仕事についてお話して頂きました。
私は障害者支援施設を全く知らなかったので、お話を聞いて病院との違いに驚きました。
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の働き方の概念が変わりました。
転職体験も合わせてお話しして頂きましたので、参考にされて下さい。
転職のきっかけは子育て
私は回復期リハビリテーション病院から障害者支援施設へ転職しました。
回復期リハビリテーション病院はとても忙しく、家事や子育てが十分に行えない事がストレスとなっていました。
その事で旦那と口論になることもありました。
転職して子育てに時間をさける職場がみつかれば良いなと転職サイトへ登録し、障害者支援施設を紹介され、転職しました。
障害者支援施設
障害者支援施設は社会福祉法人です。
障害者支援施設は障害者の方が入所して生活する施設です。
ここでいう障害者とは、身体障害、知的障害、精神障害の方が対象となります。
18歳を超えて幼護園を退所された脳性まひ児や脳血管障害による肢体不自由者、脊髄損傷による半身不随者など、対象は多岐にわたります。
利用者さんは必ず身体障碍者手帳を持っています。
年齢も20-80歳と幅広いです。
入所者は自宅退院する方も稀にいらっしゃいますが、ほとんどは障害者支援施設で最期を迎えるまで生活されます。
常に満床の状態で、約20人の方が入所を待機されています。 施設には看護師、ケアワーカー(介護士のこと。支援者と呼ぶ)、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、栄養士、調理師、事務などが常勤で働いています。
医師は非常勤です。
社会福祉法人について詳しく知りたい☞必読!「社会福祉法人の特徴」
就職試験
事務長との面談のみでした。
給料は前の職場の給料で交渉しており、了承を得られました。
入職して知りましたが、障害者支援施設の給料は病院より安いのが一般的です。
施設ではリハビリは稼げませんので、常勤がいない障害者支援施設も少なくないです。
障害者支援施設への転職する際は、給料交渉をすることをお勧めします。
もし苦手な方は、転職エージェントを利用して交渉して貰うのもいいかもしれませんね。
障害者支援施設のリハビリの仕事内容
障害者支援施設は病院のようにリハビリの点数が高くないため、スタッフ数が少ないです。
常勤が居ない職場も多いです。
私の施設では、約100名を理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の3人で対応します。
そのため、1日20人のリハビリを行います。
リハビリは個別と集団で行います。
理学療法士は個別リハビリを行い、作業療法士の私と言語聴覚士で集団リハビリを行います。
1人の利用者さんのリハビリは週1-2回です。
装具を作成したり、車いすの調整、作成も主な仕事です。
障害児支援施設は利用者さんにとって機能を回復させる場所ではありません。
生活の場です。
そのため、リハビリの役割は機能面の向上でありません。
機能面の維持と利用者さんがいかに楽しく施設生活を送るお手伝いが出来るかだと思っています。
利用者さんの希望をリハビリの視点からサポートします。
集団リハビリも、内容よりいかに楽しく行えるかが重要です。
利用者さんはリハビリの時間をとても楽しみにされています。
単位は一人20単位か45単位(四肢麻痺の方などが対象)しか取得できず、リハビリは売り上げに貢献できません。
障害児支援施設で働く県内のリハビリスタッフの会議が年に1回行われるので参加します。
外との繋がりはとても薄い領域なので、貴重な機会です。
また、学会発表や研究などは全く行っていません。
雇用条件
勤務時間は8:00-17:00です。土日、祝日休みで、残業もほとんどありません。
手当は交通費手当、住宅手当、扶養手当がついています。
昇給は年3000円ですが、毎年一定額の昇給です。
人事考課はありません。 賞与は4.7倍と割と高めです。
有給は時間給や半日休で消化します。
有給のほかにも5日間のリフレッシュ休暇がついてます。
障害者支援施設への就職を考えている人へ
障害者支援施設は、病院のリハビリとは大きく異なります。
私が病院で働いている時は、上司から単位を管理され、毎日必ず担当患者のリハビリを行い、自分が休みの時は担当患者の申し送りを行っていました。
当たり前でしょ。と思われますが、障害者支援施設はそれが当たり前ではありません。
施設がリハビリに求める役割は売り上げや機能回復ではなく、生活支援です。
障害者支援施設は利用者が入れ替わる事がないので、その利用者の一生と向き合います。
利用者さんからすれば、施設の職員は家族です。
その方の尊厳を大事に考え、熱心に向き合える方でないと、続かないと思います。
単に仕事を淡々とこなす方はおススメしません。
また、ある程度の臨床経験を積んだセラピストでないと、働けないです。
障害者支援施設は相談する相手がいません。一人職場も当たり前です。CPの評価、車いすや装具の評価など、新卒の方には無理ですよね。
病院より休みも多く、残業もありませんので、子育てや介護で忙しい方にはおススメしたいです。
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障害者支援施設の転職を考えている方へ
求人の少ない障害者支援施設で、条件に合った転職先を見つけるのは大変です。
自分で求人を探し、病院や施設へ連絡しなければいけません。
給料交渉は度胸と駆け引きが必要です。
それらを全てお任せ(代行)できるのが、転職サイトです。
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