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秋田県
総面積:11,637.52 ㎢(全国 6 番目の広さ)
13 市 9 町 3 村で 構成
総人口:1,023,119 人(平成 27 年の国勢調査)
人口密度:1 ㎢当たり 87.9 人
人口の約 3 割が県庁所在地の秋田市に集中しています
位置及び地勢
東は岩手県に、南は 山形県、宮城県に、北は青森県に隣接し、西は日本海を臨んでいます。
県土の約半分が山地。
気候は、日本海側気候で、冬期は日照時間が少なく、内陸部へ行くほど降雪量が多く、最深積雪が2mを超える観測地点もあります。
交通網については、空の状況は県央部に秋田空港、県北部に大館能代空港が 整備され、東京まで約 1 時間で結ばれています。
秋田新幹線が 首都圏まで最速約 4 時間で結ばれているほか、県内における高速道路網の整備も進められています。
人口と医療の現状
人口(平成30年10月1日現在)
市区町村名 | 人 口(人) | ||
65歳以下 | 高齢者 | 計 | |
秋田県 | 626,769 | 353,915 | 980,684 |
平成 27 年国勢調査による本県の総人口は、1,023,119 人(男 480,336 人、 女 542,783 人)です。
平成 22 年国勢調査時に比べて 62,878 人(5.8%) 減少しており、減少率は全国第1位となっています
地域別の高齢化率の推移(65歳以上の人口割合)
秋田県地域医療構想より引用
医療の現状
疾患 | 死亡率 / 全国 | 全国順位 | |
1位 | 悪性新生物 | 421.3% / 298.3% | 1位 |
2位 | 心疾患 | 208.3% / 158.4% | 8位 |
3位 | 脳血管疾患 | 161.6% / 87.4% | 1位 |
*死亡率:人口10万対の死亡数
平均寿命(平成 27 年調査時)
男性 | 79.51歳 | 全国46位 |
女性 | 86.38歳 | 全国44位 |
死亡数が多く、寿命が短い要因
- 塩分摂取量が多い
- 喫煙率が高い
- 平均睡眠時間が短い
- 一日平均歩数が短い
- アルコール(特に日本酒)消費量が多い
- 検診率が低い
秋田県の病院数
平成 28 年の秋田県の医療施設数
|
病院数 | 人口10万対 |
秋田 |
69 |
6.8 |
全国 | 8,442 |
6.7 |
厚生労働省「医療施設調査」
全国平均(人口 10 万対)と比較すると、病院、 精神病院、一般診療所は上回っています。
秋田県の訪問看護ステーション数(H28)
|
病院数 | 人口10万対 |
秋田 |
60 |
5.9 |
全国 | 9,525 |
7.5 |
厚生労働省「介護サービス施設・事業所調査」
リハビリテーションの現状
脳血管疾患が多いが、脳血管疾患等リハビリテーション料Ⅰを取得している病院は秋田県内で20施設となっています。
また、回復期リハビリテーション入棟入院料Ⅰを取得している病院は4つ、Ⅱを取得している病院は6つです。
脳卒中患者に対するリハビリ提供も、全国に比べて少ないです。
言語聴覚士の数が少ないため、脳卒中患者への摂食嚥下訓練が全国を大幅に下回っています。
◎脳卒中患者に対するリハビリテーション実施数
秋田県 |
全国 |
|
10万人当 |
1,351 |
1,465 |
「レセプト情報・特定健診等情報データベース(以下、NDB)」(平成 27 年度)参照
理学療法士、作業療法士及び言語聴覚士 の人口10万対
秋田県 |
全国 |
対全国平均 |
|
理学療法士 |
41.2 |
58.5 |
70.4% |
作業療法士 |
34.8 |
34.6 |
100.6% |
言語聴覚士 |
7.9 |
11.9 |
66.4% |
厚生労働省「病院報告」(平成 28 年)
理学療法士と言語聴覚士が、人口 10 万人当たりで全国平均を大きく下回っています。
その対策として、リハビリでは珍しい県内勤務を条件とした修学資金の貸与を行っています。
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士協会
理学療法週間公開講座
小児理学療法分野におけるネットワーク事業
介護保険分野におけるネットワーク事業
トレーナーサポート事業
訪問リハビリテーション事業
国際交流支援事業
などの活動を行っています。
全国ベスト3に入る項目
- がん死亡率
- がん患者数
- 脳梗塞死亡者数
- 65歳以上人口
- 日本酒消費量
- 青葉野菜消費量
- めん類消費量
- キャベツ消費量
- 小学生・中学生学校快適率
- 全国学力テスト
- 小学生家庭内会話率
- 男子小学生体力テスト etc..
秋田県民の平均年収
<平成25年 秋田県 基本データ>
平均年収:348万円
平均年齢:43.3歳
平均勤続年数:12.5年
※統計元:厚生労働省「平成25年賃金構造基本統計調査」
まとめ
秋田県は、ザギトワ選手(ロシアのフィギュアスケート選手)にも送られた秋田犬が有名です。
高齢者が多いですが、医師を始めとした医療スタッフが少ないです。
地域医療が大きな課題となっています。
また、人口減少による市町村の過疎化も進んでいます。
秋田県の過疎化を止め、医療を充実させることは、日本のモデルケースとなります。
一方で、小学生の学力が高く、小学・中学校の快適率が高いです。
子供の成長に良い環境が整っています。
地域医療に興味のある看護師、リハビリ専門職が、転職先として考えたい地域です。
秋田県の病院・施設へ転職を考えている方は、まずこちらの記事を読んで下さい。
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